バラ1輪

sasuke_pasya2008-04-16

毎週水曜の午後は専門の授業があるので、漢語班の授業に出られないのだが、今日は早めに授業が終わったため、帰宅途中に漢語班の同学にバッタリ遭遇した。その中で一際目を引く存在だったのが、トルコ人同学。ただでさえ、中国人や欧米人っぽくないその風貌は目立つのに、いつもと違いスーツを着ていたため、目立つことこのうえない。


そんなトルコ人同学の1人が自分を見つけると、笑顔で近づいてきて「お誕生日おめでとう」と1輪のバラの花を渡してくれた。一体誰の誕生日なのかと戸惑っていると、別のトルコ人同学が「マホメッドの誕生日なんだけど、お前なら知っているだろう?」と教えてくれたので納得。あまり時間がなかったので、詳しくはわからなかったが、トルコではマホメッドの誕生日に、正装をして友人や知り合いにバラを配るらしい。日本では、まず接することのない習慣だろうと久しぶりに留学していることを実感した。


人から花を渡されるのは2度目だが、全くどうして良いかわからない(1度目は、人にあげた)。帰宅後、すぐにIさんに連絡し、バラをどうしたら良いものか相談したのだった…


追記.
貰ったバラには小さなカードが付いており、中国語と英語で簡単な紹介文が書かれていた。大意は以下の通り。

マホメッド(安らかであれ)は571年〜632年に活躍したイスラム教の「使者」【英語では「預言者」】であり、彼の誕生日の前後1週間は祝日である。イスラム教では、バラは彼の象徴であり、毎年マホメッドの誕生週に、イスラム教徒はバラを人【英語では「友人」】に配るのである。祝日【英語では「聖なる誕生日」】おめでとう!