『文史探微』

黄永年著『文史探微』(中華書局、2000年10月、A5判、612頁、29元)

以前から気になってはいたが、機会がなくまだ買っていなかった。既に必要な論文は、日本でコピーをして読んだのだが、近くの書店でたまたま発見したので購入。これを機会にもう一度、読み直してみよう。


物価の違いに目をつぶった上での話しだが、中国の本は非常に安い。1元=20円で計算したとしても、600円弱で専門書が買えるなんてことは、まず日本では考えられない。最近、講談社学術文庫は軒並み1000円を越えるし、岩波文庫でもここでまで安い本はなかなか見当たらない。中国史の専門書ともなると、大体1万円を越えてくる。


でも、最近の中国では、物価の上昇に加えて、装丁の立派な本が増えているため、どんどん本の値段が上がっている。欲しい本は早めに買っておくべきか…