ルームメイトいらっしゃ〜い

クリスが武漢を旅立つ前日、バンゴンシーで退房の手続きをするのと同時にやって来たのがテキサス出身のマディスン。なぜこんなことになったかと言うと、今男が住む四人部屋に空きがなかったらしい(クリス談)。おかげで?、クリスは武漢大最後の夜を客庁(リビング)で過ごす羽目になっていた…


ともあれ、これで自分を除く3人の面子が総入れ替えという思いもしなかった事態となった。新しいルームメイトになったのは、まず以前お隣に住んでいた台湾生まれ、カナダ国籍のショーン。彼は中国語と英語がペラペラなだけではなく、時々何故知っている?と思うような日本語まで知っている。今は歴史学(近代史)の修士3年生だが、以前はカナダ軍?に在籍していたという経歴の持ち主。


次にやって来たのは、ベトナム人のリン。ショーンによれば、彼は武漢大留学生内で最多数を誇るベトナム人留学生を束ねる代表らしい。彼の専門は建築学で、中国語はペラペラ。普段は彼女の部屋にいるので、あまり顔を合わさないが、とても気さくな爽やかな青年という印象。


最後にやって来たのが、アメリカテキサス出身のマディスン。日本語やフランス語などを以前少し勉強したことがあるらしい。今はほとんど中国語を話せないが、彼の話す英語は(恐らく意識的に標準英語?を話してくれているので)とても聞きやすく(以前彼が話したテキサスなまりは全くわからなかった…)、意思疎通は何とかできる(問題は自分の話す英語がたどたどしすぎること)。それでも、自分が来た時のことを考えれば、全く問題ないんだろうな。今思えば、当時のルームメイト(金黄・アキム・クリス)って、自分と意思疎通する時すごく苦労したはずなのに、毎日のように絡んでくれたことに感謝感謝。


ともあれ、新しいルームメイトと過ごす1年(ショーンは半年)がお互い楽しく有意義なものになりますよう。