新鑑真号の旅

sasuke_pasya2008-09-25

かれこれ3ヶ月ほど前のことだが、上海から新鑑真号に乗って一時帰国した。武漢の空港からは、日本への直通便が出ていないため、必然的に上海などの都市を経由しなくてはいけないのだが、今回はお金はないものの、時間はあったため、敢えて船で帰ることにしたのだ。


船は6月28日に上海を出港し、6月30日に神戸へ到着。その間することが何も無かったため、同室になった日本人と1日目はひたすら久しぶりの日本のビール(免税)を楽しんでいたら、初日から自販機のビールは売り切れてしまった。

2日目は朝早く起きて、無料の朝食をとることに。無料だけあって、味は推して知るべし。それから、時間をつぶすことだけにひたすら集中、何度か睡眠をとったため、最後には眠れなくなってしまった。自販機のビールは相変わらず売り切れたままだったので、仕方なく食堂に行き、ビールを注文。また飲み続ける。夜は、これが最後と知り合った日本人と食堂で盛大な飲み会を開いていたら、同乗していた中国人のツアー客(妙齢のお姉さま方が中心)が晩会を食堂で始め、踊りを披露してくれたため、予想外に楽しく過ごすことが出来た。普段はあまり客が乗っておらず寂しいらしいが、今回は客も多く、普段会うことがないような人たちから話も聞けたので、船旅を楽しむことができた。


部屋は最低ランクの8人部屋だったが(実際居たのは6人)、船の施設には、シャワーや洗濯機・乾燥機などがついていて、結構快適だった。但し、乾燥機の乾きが悪かったのが残念(部屋で干していたほうが、乾くのが早かった)。中国人のお客さんは、それを知ってか、通路の手すりに洗濯物を干しており、船中に干されていた衣類が壮観だった(でも、女性用下着を干すのはやめてほしい…)。