南京旅行記①(2008・04・19)

sasuke_pasya2008-04-25

興奮し過ぎたためか、眠れないまま朝を迎えてしまった。今日は一日移動日にあてているので、途中で眠くなったら眠れるやと思いながら、大門口で友人とおちあう。傅家坡(フージャーポ)から空港までのバスに乗り込むや否や睡魔に襲われ、目が覚めた時にはすでに空港に着いていた。


武漢の空港には2度来たことがあったが、今日訪れたのは今月開港した新しい空港。以前の空港とは比べ物にならないほど、広く清潔感が漂っている。感心する間もなく、チケット交換に赴くと、黒山の人だかりができている。20分ほど並んでようやく順番が来たと思いきや、別のカウンターに行けとのことだったので、言われたカウンターに行くと、客が口々に係員に向かって悪態をついている。みんな興奮しているのでよく聞き取れなかったが、ようするに台風が上海近くにいるので、11時30分の便(自分たちが乗る便)は欠航になったらしい。詰め寄って悪態をつく客に、悪態で返す係員、さすが中国である。なんとか13時30分のチケットを手に入れることができた我々には、この後3時間半の待ち時間が目の前に立ちふさがっている。しかしながら、新空港を見学しようにも、日本の空港などとは異なり、暇を潰せそうな場所もない。また郵便局があると案内が出ていたので、葉書でも買おうと探すも見つからず、係員に聞いてもないとのこと。どうやら、空港の設備は完成していないらしい。仕方ないので、KFC(前の空港にはもちろん無かった)で早めのお昼ごはんを取りつつ、時間が過ぎるのをひたすら待つ。


少し驚いたのは、搭乗口に向かう際に、液状の物などは一切持ち込めなかったことである。仕方がないので、持っていた飲料に後ろ髪をひかれつつも、係員に無愛想に渡すことにした。搭乗口では、飛行機の到着が遅れたため、結局2時間近く待たされることになったのだが、ここで友人は欠航便の客に配られた弁当をさっそくパクついていた。さっきケンタッキーで食べたばかりなのに…どうして自分と旅行をする人は、こうも消化器官の働きが良いのだろうか?


飛行機の中では、ドリンクを飲んだ時以外はほぼ爆睡。2時間ほどで上海に到着。そこから何度目かのバスに乗り込み、上海駅に向かう。上海はあいにくの雨模様。昨年末上海を訪れた時に工事をしていた場所が、すっかりきれいになっており、その移り変わりの速さに改めて驚かされる。駅に着いて、チケットを買うと、今度は1時間の待ち時間。昼を食べてからほとんど動いていないので、さほどお腹は空いていなかったが、南京に着く頃には店が全部閉っていると友人に説得されたので、駅近くの味千ラーメンでラーメンを食べることにする。味千ラーメンは日本の大学近くにもあったので、よく通ったがさすがチェーン店、日本で食べた物とそれほど味は変わらない気がする。値段は最も安い味千ラーメンが16元(300円弱)、日本の値段よりはもちろん安いが、中国の物価からしてみるとそれほど安い買い物ではない。


時間になって、駅の待合室に向かうと、そこには一面の人人人。別に大型連休でもないのに、この混み具合。中国の主要交通は列車なのだと再認識、それにしても多すぎる。そして上海にある駅にもかかわらず、設備が古すぎる。この駅は、万博前には改装されるのだろうか?無事列車に乗り込んだ我々は、南京への2時間の旅路を中国の就職事情・日本の経済事情など話しながらやり過ごし、ホテルに着いた頃には2人ともぐったり。シャワーを浴びると、2人して深い眠りについたのであった。


って、ほとんど南京出てきてないじゃん!