南京旅行記②-1(2008・04・20)

sasuke_pasya2008-04-27

物音で目が覚め、時計に目をやるとすでに10時半をまわっている。物音は友人がシャワーを浴び終えた音だったようだ。昨晩ラーメンを食べてから何も口にしていないので、さっそくお腹を満たしに友人お勧めのタイ料理を食べに行くことにする。


南京は、道路がきれいに舗装されており(これに驚いたら、むしろ武漢が例外だと、その後クリスにたしなめられた)、また高層ビルも立ち並ぶ都市である。タクシーを降りると、そこはレストラン街。小雨が降る中、目当てのお店に飛び込むと、友人が手早く4品を注文。お腹を空かせた2人は、まずはなかなか料理が出てこないお店に対して愚痴を、一通り終えると今度はタイ料理屋がない武漢に対して、小声で悪態をつきながら待つことにした。出てきた料理は何もかもが美味しかったが、特にタイカレーおよびスープが絶品。カレーはただ辛いだけではなく、少し酸味や甘みが感じられ、思わずご飯をおかわりしてしまった。また、スープは酸味がきついものの、喉を通るそばから、また飲みたくなる不思議な味。カレーもスープも、普段食べている料理の味付けとは全く異なり、大満足、さすがお勧めの店だけのことはある。小1時間ほどかけて、出てくる料理を全てたいらげた2人は、情けないかな動けなくなり、しばらく店内で休憩した後、この旅行の主目的である侵華日軍南京大虐殺逢難同胞紀念館にようやく向かったのであった。