上海旅行記①(07年12月21日)

朝一の飛行機に乗るため、前日飛行場近くのホテルに宿泊。武漢大学から飛行場までかなり距離があるため、タクシーを捕まえるのに時間がかかると、朝一の飛行機に乗れない可能性があるのだ。

初めて購入したe-ticketをどのように搭乗券に換えれば良いか戸惑いながら飛行場に向かったものの、誰もいない受け付けカウンターに、「e-ticketは向かいのカウンターで交換」と書かれたプレートがご丁寧に置かれていたため、何なく交換を終える。その後、上海浦東空港に無事到着、1時間ほど読書をしている間に、Iさんが到着し無事合流。


休憩をはさみ、リニアモーターカーと地下鉄を乗り継いで、上海駅に到着。予約したホテル(○○大酒店)を探すが見つからず、疲れ切って他をあたる元気のない2人は、取りあえず似た名前のホテル(○○大飯店)で聞いてみる。「部屋を予約した者ですが、ここで間違いありませんか」と恐る恐る予約確認書を見せると、あっさり「間違いありません」のお言葉。「酒店」・「飯店」はどちらも「ホテル」を表わすので、本当に紛らわしい。


荷物を置いた後、気分を取り直し、南京東路から外灘まで歩くことに。ほっとしたからか、急激に空腹を感じ始めたものの、上海初上陸の2人に知っている店があるわけもなく(味千・スタバぐらい)、歩くこと小1時間ほど、会話がほとんどなくなりかけたその時、Iさんの提案で水餃子をつまみ、2人の闘争は無事回避された(空腹は人を狂わせる)。その後、降り出した小雨の中、外灘まで歩き、簡単に外灘を見学。


本日の夕飯を食べに、全聚徳(北京ダックのお店)に向かう。このお店は電話で予約して断られたのだが、再チャレンジ。到着すると、お店にはアヒルを模したと思われる謎のキャラと宮廷の女官をイメージしたと思われるすごい頭の女性が出迎えてくれた。お店の中はほぼ満員だったが、2人と少人数だったため、すぐに席に通してもらう。店の感じも悪くなかったが、ついてくれた店員さんが外国人慣れをしており、アタフタする自分に対して、ゆっくりとした中国語で的確にアドバイスをしてくれたので、無駄遣いをすることもなく美味しい食事をいただくことができた、ありがとう店員のお兄さん。
まず、ビールで乾杯。。その後、注文したアヒルの肉で卵を巻いたもの・ひじきとえのきの前菜がやってきたが、特に後者は日本人好みの味付けで大正解。これは、味の濃い北京ダックを食べる際に、口をさっぱりさせる役割も果たしてくれた。そしていよいよメインの北京ダック登場!自分は初体験だったが、Iさんによると日本では本当に皮だけで、これほど肉が付いていないとのこと最後には、アヒルの肉を使ったスープ(アヒルの肉を使っているとは思えないほど、癖がなくまろやかな味)が出てきて大満足。ただ、2人とも胃がもたれてしまったので、菊花茶で最後をしめた。店を出た後、結婚用写真館がやたらと多い淮海中路を歩いて、ホテルに戻る。

 こうして、上海旅行の幕は開かれたのである。(続く)