読書

野家啓一『物語の哲学―柳田国男と歴史の発見』・クリストフ・コッホ『意識の探求―神経科学からのアプローチ (上)』

昨日から図書館業務が再開したので、論文を読むのに疲れた頭を休める為の本を探しに図書館へ。確か春節の休み前に行って以来なので、3週間ぶりだろうか。久しぶりに歩く図書館までの道は、ほとんど雪も溶けており、底の磨り減った靴でも十分だった。 今日借…

月本昭男ほか編『歴史を問う〈2〉歴史と時間』

一昨日の明け方、眠い目をこすりながら、月本昭男ほか編『歴史を問う〈2〉歴史と時間』を一応読了。一応と言ったのは、自分の能力の無さから、内容をわかった気にすらなれなかった論文があったからである。歴史を問う〈2〉歴史と時間作者: 月本昭男,上村忠男…

初雪・野家啓一著『物語の哲学 (岩波現代文庫)』

最近冷えると思ったら、昨晩から今朝にかけて雪が降った。武漢に来てからの初雪である。朝起きると、クリスが「今年の初雪だ」と心なしか嬉しそうに、自分に報告してくる。彼の家は武当山近く、雪ぐらい降りそうなものだが、何故だろう?(確か、以前見せて…

弘末雅士『東南アジアの港市世界―地域社会の形成と世界秩序 (世界歴史選書)』

珍しく早めに寝たのが災いしてか、《学会で報告する際に、頭の中が真っ白になり、謝って逃げ帰る》という悪夢で2時頃目覚める。この夢は、何かの前兆か、それとも心理的なものを表しているのか…その後も眠れなかったので、一昨日借りた弘末雅士『東南アジア…

月本昭男ほか編『歴史を問う〈2〉歴史と時間』・弘末雅士『東南アジアの港市世界―地域社会の形成と世界秩序 (世界歴史選書)』

今日はテストもなかったので、散歩を兼ねて、本を借りに図書館へ行く。今日借りた本は、月本昭男ほか編『歴史を問う〈2〉歴史と時間』と弘末雅士『東南アジアの港市世界―地域社会の形成と世界秩序 (世界歴史選書)』の2冊。歴史を問う〈2〉歴史と時間作者: …

二宮宏之ほか編『歴史を問う〈4〉歴史はいかに書かれるか』

本日以下の4つを読み終え、『歴史を問う〈4〉歴史はいかに書かれるか』を読了。 成田龍一「当事者性と歴史叙述―1950年代前半の経験から」 櫻井進「伝統への回帰―デリダ・ヴァレリー・平泉澄」 荻野美穂「ジェンダー論、その軌跡と射程」 高橋哲哉「「歴史の…

アリストテレス『形而上学』・二宮宏之ほか編『歴史を問う4 歴史はいかに書かれるか』

先日、年末に図書館まで本を返しに行くのが面倒だと書いたものの、結局、正月2日から図書館へ赴く。日本の所属大学は休日はもちろんのこと、土曜日も閉まっているので、その点では武漢大学の図書館の方が使い勝手が良い。 今日は、まだ読み終えていない(本…

柄谷行人『探究Ⅰ』

旅行に持って行った『探究(1) (講談社学術文庫)』をようやく読み終えた。 読み違いを恐れず書くならば、この書の一貫したテーマは「他者」であり、柄谷の言う「他者」とは、自分と共通の規則(コード)を有しない者である。この「他者」は、プラトン以降の哲…

旅行

21日に上海に飛んでから今日まで、Iさんと上海・武漢を旅行。お互いに上海は初めてだったので、スタンダードな場所&美味しい料理に終始した。 そんな状況でも興味深いことは多かったので、これらについてはまた後日書くこともあると思う。 今回、旅のお供…

まだまだ

今日は貸出し期間の延長をしに、図書館へ向かう。先日借りたアリストテレス『形而上学』が期限内(武漢大は1ヶ月)に読めそうにもない上に、返却日が年末で返しに行くのが面倒だと思われるため。 現在ようやく第4章まで読み終えたところ。踊りの練習などで…

アリストテレス『形而上学』

ようやく時間を見つけて図書館に行き、新しい本を借りる。 プラトンの次は『アリストテレス全集12 形而上学』。アリストテレス全集12 形而上学作者: アリストテレス,出隆出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1988/09/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (…

プラトン『国家』

留学先の武漢大学の図書館には、岩波書店の本がそれなりに揃っている。以前聞いたところによると、出版社が出した本を送ってくるらしい(但し蔵書を見る限り、どういう基準なのかはよくわからない)。 先日、ようやく図書館のカードを作ったこともあり、自分…