読書

雨の中

今週に入ってから降り続く雨の中、図書館まで本を返却しに行く。正直、雨が降り気温も低いこんな日は大人しく部屋にこもっていたいが、返却期日を過ぎると罰金を払わなくてはならないので仕方無い(工事の関係でぬかるみを通らないと図書館に行けなくなって…

決定

旅行に持っていく本を、ドゥルーズ&ガタリ『アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症 (河出文庫)』に決定。ちょうど竹村和子『フェミニズム (思考のフロンティア)』を読んでいて、精神分析と近代の性言説の件が出てきたので。ほとんど開く時間はないと思…

受難とフェミニズム

年始から今日まで3度ほど図書館に通っているが、その度に図書館横に出来た壁の様子が変っている。 まずは、正月2日に図書館に向かうと、今まで無かった壁が図書館周りを覆っている。掲げられていた工事計画の看板?によると、武漢大の図書館が拡張されるらし…

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。今年は、普通の大学院生に戻ることを目標に頑張ろうと思います。 中国では春節に年越しするため、元旦はそれほど盛り上がらず(外国人を除いて)、個人的には大晦日に友人が一緒に年越…

ついでに散歩

久しぶりに図書館に足を運び、本を借りてくる。最近図書館周りが工事中で、行くのに少し遠回りをする羽目に。借りた後は、遠回りついでに2時間ほど散歩をして帰宅。 今日借りた本は、ノーマン・ソロモン『ユダヤ教 (〈1冊でわかる〉シリーズ)』、ニコラス・…

借りた本

久しぶりに図書館で本を借りてきた。 借りた本は、水林彪『天皇制史論―本質・起源・展開』、マフムード・マムダーニ『アメリカン・ジハード 連鎖するテロのルーツ』、佐藤次高『イスラームの国家と王権 (世界歴史選書)』、森本芳樹『中世農民の世界―甦るプリ…

結局

昨日は結局、「机に向かった時間<本を読んだ時間」となってしまった。 色々やりながらだったものの、文庫本2冊を1日かけて読んだのは久しぶりのこと。他の本とは異なり、小説は終わりが近づくにつれいつも感傷的な気分になる。この手の本を読むには、自分は…

静かな一日

今日も武漢は雨空。雨空のせいか、昨日のハロウィンパーティの影響か、今日の留学宿舎は全体的にひっそりしている(一日中携帯が鳴らなかったのも、そう思わせる原因なのかもしれない)。 ここのところ、週末には必ず何か用があったので、今日はゆっくりと部…

旅行の準備

全く準備をしていないので、そろそろ旅行の準備始めないと間に合わなくなってしまう。と言うわけで、まず旅行に持っていく本を決める。今回お供してもらうのは、ヘーゲル『小論理学 上 (岩波文庫 青 629-1)』。一人旅ではないので、ほとんど読む時間はないだ…

レーニン『レーニン哲学ノート〈上巻〉 (岩波文庫)』ほか

武漢に戻ってから、初めての図書館。旅行に発つ当日に本を借りて来た理由は、旅行には必ず本を携帯するにもかかわらず、戻ってくると決まって活字中毒の禁断症状に襲われるからだ。 今回借りたのは、レーニン『レーニン哲学ノート〈上巻〉 (岩波文庫)』『レ…

夏休みの読書

帰国してから、必要に駆られて読んだ専門書や新たに購入した本の他に、poyoさんから借りて、斎藤美奈子『妊娠小説 (ちくま文庫)』・斎藤美奈子『文章読本さん江 (ちくま文庫)』・本郷和人『武士から王へ―お上の物語 (ちくま新書)』を読了。 特に、斎藤美奈子…

R・グハ他『サバルタンの歴史―インド史の脱構築』

何度も腹に打ち寄せるビッグウェーヴに堪えながら、図書館で借りたのがR・グハ他『サバルタンの歴史―インド史の脱構築』と『晋書』。色々な本で触れられていたサバルタン研究について、まだ読んだことがなかったので。 サバルタンの歴史―インド史の脱構築作…

E.W.サイード『人文学と批評の使命―デモクラシーのために』ほか

心身ともにすぐれないので、しばらく引き込もって自分のことに専念しようと思います。 昨日話していてジレンマを感じたのが、自分のやりたいことに対して、己の研究が「最良の」方法足りえているかどうかということ。「最良」でないなら、研究を放棄して「最…

細見和之『アイデンティティ/他者性 (思考のフロンティア)』など

本日は午前・午後ともに休講。午後の休講を確認してから、散歩がてら図書館へ。こんな良い天気なのに、ずっと部屋にいるのは勿体ない。今日借りたのは、細見和之『アイデンティティ/他者性 (思考のフロンティア)』・ジャック・デリダ『デリダ、脱構築を語る…

ダウンロード

今日は授業と食事以外外出しないという引きこもり生活で終わりそうになったので、慌てて論文をダウンロードしに図書館まで散歩。 中国ではほぼ分野を問わず、論文をファイル化してダウンロードできるようになっている。発表される論文に対してどれぐらいの割…

夏バテか?

最近、暑い日が続いているが、今日は昨日降った雨のせいで特に蒸し暑かった。寄る年波のせいか、それとも武漢の気候に体がついていかないのか、珍しく食欲がない。そんな日に限って、寿司を食べに行こうとか、鍋を食べに行こうとか魅力的な提案でメール受信…

ないものねだり

最近、読み(直し)たいのは、ロラン・バルト、ポール・リクール、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ…(順不同)すぐに読むことができないと思うと、無性に読みたくなる。ないものねだり、いや、天の邪鬼と言うべきか?

読書感想文

昨日から読書感想文を書き始めました、と言ってもまだ1本だけですし、更新はあまりされない気もしますが…ともあれ、興味のある方はこちらをご覧ください。

快晴

余りに天気が良かったので、散歩がてら図書館に行ってきた。今日は半袖でも少し歩くと暑いぐらいの陽気。 図書館に着くと、門の前にある木陰で、学生や明らかにそうでなさそうな人達が、思い思いに青空市を開いている。売っているのは、恐らく自分が使ってい…

毛利和子『日中関係―戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版 (1021))』

時間のない中、図書館に期限切れの本を返すと同時に借りたのが、毛利和子『日中関係―戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版 (1021))』。日中関係―戦後から新時代へ (岩波新書 新赤版 (1021))作者: 毛里和子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/06/20メディア…

本だらけ

今日はほぼひと月振りに、午後の授業があった。この授業、2月末から始まったにも関わらず、色々と重なりまだ片手で数えられるほどしか行われていない。そんな久しぶりの授業で、思いがけず先生から著書をいただき恐縮する。 授業後は、閉館間際の図書館に駆…

増田清秀『楽府の歴史的研究』

今日も午後の授業が休講になったので、本を返しに行ったついでに、増田清秀『楽府の歴史的研究』を借りてくる。楽府の歴史的研究 (1975年) (東洋学叢書)作者: 増田清秀出版社/メーカー: 創文社発売日: 1975メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログ (1…

多谷千香子『「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ戦犯法廷の現場から (岩波新書 新赤版 (973))』ほか

久しぶりに、午後まるまる予定がなかったので、気分転換を兼ねて図書館へ。今日借りた本は、多谷千香子『「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ戦犯法廷の現場から (岩波新書 新赤版 (973))』と金子修一『中国古代皇帝祭祀の研究』の2冊。「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ…

岸本美緒編『岩波講座 「帝国」日本の学知〈第3巻〉東洋学の磁場』

木曜日は9時50分から授業があるので、それまでに図書館へ行って岸本美緒編『岩波講座 「帝国」日本の学知〈第3巻〉東洋学の磁場』を借りる。岩波講座 「帝国」日本の学知〈第3巻〉東洋学の磁場作者: 岸本美緒出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/25メ…

杉田敦『権力 (思考のフロンティア)』など

当分、専門書以外借りないと決めたのだが、最近ちょっとした時間に読む本がないことに気づく。本を返しに行ったついでに、気休めになりそうな本をチョイスして来た。今日の収穫は以下の通り。杉田敦『権力 (思考のフロンティア)』・ベルクソン『思想と動くも…

気賀沢保規『府兵制の研究―府兵兵士とその社会 (東洋史研究叢刊 (57))』

午前中の授業で府兵制の論文を渡されたので(来週、討論をするらしい)、最近の府兵制研究の到達点である気賀沢保規『府兵制の研究―府兵兵士とその社会 (東洋史研究叢刊 (57))』を研究所で借りる。この本も以前読んだのだが、細かな点は忘れてしまったので、…

浜口重国『秦漢隋唐史の研究〈上巻〉』

今日は研究所で、浜口重国『秦漢隋唐史の研究〈上巻〉』を借りる。言わずと知れた古典的名作で、自分も持っているのだが、日本に置いてきたため、借りることに。専業の事業で、漢代の軍制についての話が出たので、取りあえずこの本で確認。秦漢隋唐史の研究…

きょうのできごと

今日は朝から大忙し。まず朝一で図書館に行き、ヘーゲル『ヘーゲル全集〈9a〉法の哲学 上巻』・『ヘーゲル全集〈9b〉法の哲学 下』と、『晋書』4(中華書局、標点本)を借りる。前者は、一度読んだことがあるのだが、論文で用いた概念を改めて確認したかった…

クリストフ・コッホ『意識の探求―神経科学からのアプローチ (下)』ほか

今日から、後期の授業が始まった。後期からは専門の授業にも参加させて貰うつもりなので、午前中は専門の時間割を確認をしに歴史学院へ。出たい授業はいくつもあるのだが、己の中国語力と相談しながら決めなくてはならないのが悩ましい。午後からは漢語班の…

野家啓一『物語の哲学―柳田国男と歴史の発見』

野家啓一『物語の哲学―柳田国男と歴史の発見』を、ようやく読了。相変わらず、流行に疎いな… この本のテーマは、「物語る」ことそのものである。歴史学に関して言えば、「始め」と「終わり」を設定することによって歴史過程を俯瞰する立場(「歴史のマクロロ…